優しさが一番!!
- espoir53
- 10月12日
- 読了時間: 1分
今、話題の小泉セツさんの「思い出の記」を読んでみました。
東京や横浜のような都会でさえ、欧米人が珍しかった時代に、松江という、多分、欧米人の存在自体がかなりレアだった地方の田舎で、欧米人に嫁いだ理由に興味があったんです。
彼女は最初、住み込みの女中として、ハーンの家に行ったらしいのですが、当時は「やしゃめん」とか、言われて蔑まれたりしたので、とても勇気がいることだったと思います。
そんな時代に、彼女がハーンと結婚しようと思った最大の理由は、彼がとてもとても優しい男性だったからです。
子供に虐められていた子猫をセツガ救い、家に連れて帰ると、ハーンが「かわいそうに。」と言って、汚れていた子猫を懐に入れて、温めたそうです。
それをみたセツは、衝撃を受けたようです。そういう男性を見たことがなかったからでしょう。
目の悪い彼は、同じく眼病を患う人に、とても優しく、時には援助もしたとか。
この「思い出の記」を読むと、彼の誠実さと優しさを語る箇所が、たくさん出てきます。
とにかく優しい人だったようですね。
人間、やっぱり「優しさ」が一番なんだなと思います。


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